2014年4月27日(日)かと*ふく2nd LIVE「with」に行ってきた
声優という職業がある。私は声優はかなり好きだけど、やっぱりアニメや洋画の吹き替え、そしてラジオやラジオドラマにて声優の力って発揮されると思っている。だから、歌とかライブとかにはそれほど興味も無い…というスタンスでいた私にとって、ライブイベントに参加するということは、そりゃあ一大事なことなのである。
声優・加藤英美里
加藤英美里さんという声優がいる。2000年代後半以降に放映されているアニメファンであれば、知らない人はいないと言っていいだろう。代表作は『らき☆すた』柊かがみ、『物語シリーズ』八九寺真宵、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえなどが挙げられる屈指の実力派声優だ。このブログのタイトルにもなっている、キュゥべえ役のその人だ。
彼女のことは2011年に『魔法少女まどか☆マギカ』を観賞するまでは全く知らなかった。キュゥべえの演技しか知らなかった段階から、他の役を観ていくにつれて、その幅広い演技の虜となっていった。そして、リリースしている彼女のソロCDを買い、キャラソンを集め、出演するラジオや番組を追いかけていくにつれて、「声優としての彼女だけではなく彼女自身も好きになっていってしまった」のである。
イベントに行く決心するまで3年かかった
それならば、いいかげんに彼女に会いに行こう、会って直接応援し声を届けてこよう、そう決心するようになるまで、好きになってから動くまで3年もかかってしまった。そして初参加はライブイベントとなった。どうでもいい情報だが、私が声優の単独イベントに参加するのは1999年の大谷育江さんの最初で最後の1stアルバム『VIENT』発売記念サイン&握手会ぶり、実に15年ぶりのことであった。
さて、加藤英美里・福原香織からなる声優音楽ユニット「かと*ふく」の2ndオリジナルアルバム『with』リリース記念、かと*ふくとしての2nd LIVE「with」がその初参加イベントだ。かと*ふくとは、加藤英美里さんと福原香織さんの1曲っきりのユニットとして結成された。1曲きりだったはずなのに、何故だか長続きし、企画モノではじまったはずなのに、声優・キャラソン方面ではなく歌手・アーティスト方面での活動を行っているという不思議なユニットである。
ライブの感想
ライブに参加してきた感想を述べていきたいと思う。場所は品川ステラボール、品川駅から徒歩5分ほどの場所にある、オールスタンディングであれば1800人ほどの収容が可能な多目的ホールだ。
加藤英美里さんのことはTwitterでさんざその可愛さについて「いかに可愛いか」を申し上げてきているのであるが、やはり目の前で動いて歌う本人の可愛さはとても媒体を介したものでは敵わない、まさにライブでその圧倒的可愛さを体感出来た。
舞台が暗転し、即座に流れるイントロ、
「アドリブだらけで Lai Lai Life!」
の歌い出しからはじまる『人生HappyHappy論』が流れると既にもう私のテンションはMAXボルテージ。人生初となるペンライトを振り回して歓声を上げる私。あんなに楽しいものとは思わなかったが、それもかと*ふくの二人の歌と音楽自体がとても素晴らしいものであり、しっかりとあわさる会場のコールから、その楽しさがより盛り上がったのであろう。
続く曲『My Friend』ではとてもわかりやすい「えみりん」「かおりん」「かとふくイェー!」コールがあったが、こちらもバッチリ揃っていて1000人超の会場は大多数が一体化して楽しんでいたように感じる。また、この曲の加藤英美里さんのパートの「メールの返信ちょっと待って…」の部分が格別であった。
また、曲自体も口パクがあるのかと思っていたが、全て生歌。専業歌手のライブではないので、それくらいの事はあるのかと思っていたが、妥協をしたくないというのは福原香織さんの案からなのか、生歌の緊張感も同時に楽しめた。いくつか歌詞飛んでいた部分もあったが、それもライブの醍醐味だと思う。
今回は2ndアルバム「with」が題材のライブであったので、2ndアルバムの曲を主体に歌うため1stアルバム「やぁ(^-^)/」の曲には期待が出来ないかなとも感じていたのだが、杞憂に終わった。1stの曲もかなりの曲数演じてくれたため、どちらかといえば1stのほうが好きな曲が多い私も大満足であった。『あっぱれ!瞬間積極剤』と『VERSUS』は特に好きな曲だったので、イントロが流れた時からもう雄叫びをあげてしまった。またソロ曲『青』はほとんど全てのバックコーラス風味の部分も生で歌ってくれたので、それはもう素晴らしい、本当に来て良かった体験を得た。
最終的には16曲もの曲を歌い上げたのだが、インターバルも少ないながら落ちない声量に専業歌手さながらのハイパフォーマンスを感じた。
また、文化放送のラジオ、『DIVE II Station』の再現放送や、ハーフタイムとして休憩時間に寸劇VTRを流すなどの予想外な演出も楽しかった。寸劇VTR自体はグダグダなものなのだが、二人のやりとりが微笑ましく、全くトイレにも行けない休憩時間ではあったw
今後もかと*ふくと加藤英美里さんを応援していきたい
そもそもの好きな人のユニットかつ、曲も好きなもの揃いという恵まれた環境で、加藤英美里さんとの初対面を果たせたので、非常に満足することができた。だが、同時に3rdアルバムと3rd LIVEに期待もしてしまう、それくらい「また、加藤英美里さんが観たい、かと*ふくが観たい」としか思えない素晴らしいライブだった。声優の歌手業というものも、なかなか安定供給レベルまで達するのは難しい今時の情勢ではあるが、これからも全力で彼女の活動を応援していきたい所存である。
最後に…えみりんかわいい!
かと*ふく2ndワンマンライブin品川ステラボール。英美里やみんなと一緒に素敵な思い出が作れて嬉しいよ!アンコールでみんなと撮った写真は宝物にするね♡今日は本当にありがとう(*^^*) pic.twitter.com/rxEwoTEPXf
— 福原香織 (@FukuharaKaori) 2014, 4月 27
ありがとうございました♪♪
http://t.co/urnc0OY7T4
— 加藤英美里(‘д‘ ) (@Emiryun) 2014, 4月 27
セットリスト
- 人生HappyHappy論
- My Friend
- アクセル!
- VERSUS
- ハルジオン
- WORLD IS CALLING
- 0グラヴィティーアワー
- Ready for SUNNY MODE
- 青(加藤英美里ソロ)
- 瞑想 Solitude(福原香織ソロ)
- あっぱれ!瞬間積極剤
- next to you
- パラボリカ
- Freezin' Rush!
【アンコール】
- ノスタルジア
- MyFriend
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あばよ2013年
2013年、終わる。
なんだか決めたことも全然出来ず、けじめのつけれず…という最悪な終わり方をしそうである。
計画性の無いゴミみたいな生活を送っていたのが全て悪いのだが、せめてものけじめ的に2013年で大きく心に残ったものをまとめておこうと思う。本当はどれも単独エントリを書き上げたかった…
モンスターハンター4
MH4、凄く面白かったしまだプレイし続けている。乗りシステムや高低差システムが全て好意的に受け入れられて、マゾな従来の武具作成システムは変わらず、さらに発掘武器なども加わり、プレイヤーは繰り返し上手くなっていき経験知を向上させ、武具は繰り返すことによってどんどん強くなっていく。極悪難易度のクエストも健在なので、決して退屈しない傑作だと思う。
システム回りも良好。ローディング回りなどもとても快適になり、セーブ時間短縮ひとつをとってもMHP3やMH3Gに比べてすべてがいい感じで楽しめるのに加え、オンラインのプレイもマッチングには色々と問題があれど、特定のフレンドと遊ぶ分にはアドホックパーティなどを介さず快適なオンラインプレイが可能なので、非常に優秀なゲームに仕上がった。私のプレイ時間で言えばナンバーワンであり、ゲーム・オブ・ザ・イヤー2013に認定していい。
真・女神転生IV
良いゲームだけに粗が目立ちすぎてしまう。そういう部分で粗を探し始めると途端に気持ち悪くなってしまう、そんなゲームだった。懐古作品として、過去の作品をトレスしたかったのか、新規基軸を打ち立てたかったのか、そういうのが今ひとつ明瞭に見えてこない。シナリオはSFC版の『真・女神転生』がベース、戦闘システムは『真・女神転生III NOCTURNE』というよりも『ペルソナ4』がベース?となっているような感じではあるが、FC版の『DDS女神転生』や『DDS女神転生II』などの演出を加えて懐古主義に媚びている感はある。正直そういう媚びは無用だなあと思ってしまうのだが…そういう媚びが無かったからこそ私にとっては『真・女神転生III NOCTURNE』は傑作だったと思うのだが…
詳しく書くとなると文字数が完全に足りないので一番気に入らない部分だけ書いておく。悪魔合体時に全てのスキルを入れ替えられるというのはいくらなんでもやりすぎで、あれでは悪魔の特徴が弱点とHP・MPのパラメータでしか区別がつけられない。いつでも状況に応じて最善のスキルを持たせた合体をすればいいだけ…という合体には愛着が発生し得ない。もう、「悪魔合体が作業感しかない」部分が非常にプレイしていてウンザリしてしまった。DLCやシナリオなど気に入らない点はまだまだあるので、単独エントリで詳しく書かせてもらうが、良いゲームだとは思っている。ペルソナ的なポップさは排除し、あくまでハードに、ガンガン全滅したりとストイックな部分は凄く好きだ。だからこそこうあってほしいという部分がとてもとても気になってしまうのだ。
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
iOS版で後追いながらプレイさせていただいた。演出、世界観、ゲーム性、シナリオ、キャラクターの全てがツボで、非常に楽しみながらエンディングを迎えたし、その後も繰り返しプレイをしたくなった。本当に手に汗握る学級裁判の突入シーンや、ラスト近くの黒幕判明の展開も好きだ。あらゆる部分で好きなゲームなので、逆に恐くてVita版で買った『ダンガンロンパ1・2Reload』の2シナリオに触れないでいてしまっている。キッチリと楽しめる肉体と精神のバランスを整えたら2も楽しみたいと思う。ただし、テレビアニメ版はゲームを再現したいのかアニメ作品を創りたいのかさっぱりやりたいことがわからなかったので、全く楽しめなかった。
艦隊これくしょん〜艦これ
5月に登録してたものの、本格的にプレイし出したのは猫地獄が去った9月くらいからであろうか。
小学校時代から光栄(現:コーエー)の『提督の決断』をプレイしまくっていたようなこの身の上、当然好みの題材であり、もっと大艦隊を編成したい、もっと運用時間などの時間差を楽しむような作戦はないのか、報奨やレア艦などに興味が無いこの身の上なのでイベントになると突如エラーだらけになるからイベントはクソ、など不満点はいくつもあるものの、それなりに楽しませてもらっている。
個人としては楽しめるのだが、最近はTwitterなどで人のプレイスタイルにケチをつけるような輩が多く出てきており、やはり広まりすぎたゲームというのは陳腐化してしまうものだなあと思ってしまう。
好きには好きなゲームなので、課金要素などのないVita版や今後の展開にはゆったりと期待したい。
ラブライブ!School idol project
ラブライブにはここまでハマるとは思わなかった。完全にアニメで見始めた、しかもアニメ第5話から見始めた。オフ会やフォローTimeline等で既に盛り上がりまくっていたので見てみようか…くらいの興味で第5話を見た時はへえ、なるほどねというイメージしかなかったのだが、第6話のライブシーンを見て作品評価が一変。その後第1話から追って見始め、完全にハマったのは第2話のED入りの演出だ。こればかりはご覧頂くしかないといったくらいに大好きで、こういう良質な演出があるからサンライズアニメはやめられないのだなあと感じた。作品と直接関係はないところではあるが、へっぽこ脚本家だと思っていた花田十輝氏の成長を感じ取れた部分も面白かった。
進撃の巨人の快進撃
一歩引いたスタンスで楽しんでいた『進撃の巨人』ではあったが、第9巻からの謎をたたみ掛け、第10巻からの怒濤の展開に完全にやられた。これは認めざるを得まい、面白い作品だ…と。今年発売された単行本の展開だけでなく、アニメがはじまり、漫画版よりも作画がいいために主に女性陣にスマッシュヒットをしてしまった。あんなに暗い人が大勢死ぬ漫画だというのにも関わらずだ!
私もぼんやりとアニメ作品になったら立体機動のアクションはきっと格好いいんだろうなあと思っていたらそれは想像以上のもので、アニメスタッフが『進撃の巨人』という作品を盛り上げるために全力を尽くしたからこそ、日本で『ONE PIECE』の次に売れる作品になったのだろうなあと感じる。本日のコミケでもリヴァイ兵長の人気を再確認した、
しかし…まあやっぱり作画はもうちょっと丁寧にやってほしいなあと思ってしまうw
イブニングの漫画作品打ち切り連打
隔週漫画誌イブニングを愛読しているのだが、そのイブニングで何だか手放しに受け入れられない事態が発生している。『もやしもん』のモーニングTWOへの移籍も妙な気分になったが、非常に面白かった作品である『なりひらばし電器商店』と『Eから弾きな。』の打ち切りに物申したい。
どちらも非常に後味の悪くなるような話の巻き、打ち切りがあり、特に『なりひらばし電器商店』に限っては最終エピソードが単行本に収録されないという体たらくだ。(週刊少年ジャンプの10週打ち切りであってもそんな事態は滅多にあるものではない)
イブニングはまだまだ『のりりん』や『オールラウンダー廻』や『将太の寿司2』や『いとしのムーコ』や『少女ファイト』や『山賊ダイアリー』や『闇の乱波』などまだまだ大好きで面白い漫画があるのだが、看板作品たる『学生 島耕作』が酷くどうでもいい私にとっては、そんな島耕作を大事にして他の作品を蔑ろにしているイブニング編集部に疑念の意を構えざるを得ないところではある。作品をゴミ扱いするような打ち切り方は金輪際無しにしていただきたいものだ。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ【新編】叛逆の物語(ネタバレあり)
はい。大トリに書くのはまさに今年はこの作品のために存在していたといってもいいし、この年まで生きてきたのはこの作品に出会うためであったといっても全く過言では無い作品だ。
この作品を前にして、何も考えることはやめて、何も情報を仕入れることはやめて、素直に待ち続けようというスタンスをとっていた。Twitterでも内容の予想なんかをすることはやめて、ただ淡々と公開日をカウントダウンし続けていた。そして有難く最速深夜上映で鑑賞することが出来た。
私がいままで映画館に足を運んだ最高回数はクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』なのだが、その4回を軽く凌駕して8回の鑑賞をしたのがまどか☆マギカ新編だ。
TVシリーズ『魔法少女まどか☆マギカ』という作品の解釈はそれほど大きく懐が大きいわけでは無い作品ではあったと思う。表のまどかの戦い、裏でのほむらの繰り返す戦い、その戦いに連なる他の魔法少女達というだけの話であった。
しかしまどか☆マギカ新編はそういうものを全て覆してしまったかのように思える。概念と成りはてたまどかは現世に引き戻され、概念の使いでしかなかったさやかとなぎさは魔法少女としての生を再び歩めるようになった。そして暁美ほむらは神であるまどかの能力の一部を奪い悪魔を宣言する。ということは…つまりは…?というところの答えをすぐに出す事が出来ない作品だと思う。だからこそ見る人それぞれの感想があるだけではなく、1回目を見た時の私の感想と8回目を見た時の私の感想さえもそれぞれ異なったものとなってしまうだけの、非常に非常に大きな懐を持った大傑作となってしまったと思う。
話の大枠が懐の大きい作品であるだけでなく、OPアニメーションと主題歌の素晴らしさ、変わらず力強い虚淵玄氏シナリオのリリック、劇団イヌカレーの美術、シャフトの作画・演出チームの素晴らしい仕事っぷり、梶浦由記女史の終始緊張感のある劇伴と挿入・終劇曲、ほぼそのまま実質メインキャラクター7名のまま進むその7名を担当する声優の演技の妙、お楽しみが沢山すぎるまさに作品鑑賞をしただけでお祭りとさえ感じる充実感を得ることが出来るのだ。これぞエンターテイメントだと思う。
2013年を終えて
2013年はまどか☆マギカ新編の放映された年として生涯忘れ得ぬ年になったと感じているし、それを通じて出会えた人々にも非常に感謝をしたい。最高のエンターテイメントを前にしたら人間はじっとしていられない、ということをまどか☆マギカ新編からは強く学んだし、そういうときに最適な行動を的確な計画性と強靱な意志で達成することが肝要であるということは、暁美ほむらからもご教授いただいた。だからこそ、これらの項目を単独エントリでけじめつけることが出来なかった自分は2013年で葬り去り、2014年はいままでの自分に「叛逆」をしていきたいところだ。
本年も大変お世話になった。来年もよろしくお願い申し上げる。
モーニング娘。2013年11月28日 日本武道館コンサートに行ってきた
こんなタイトルのエントリだが、まずは前置きからはじめさせていただこう。
当方グラビアアイドルとしての鞘師里保と工藤遥が大好きだ。
そりゃもう週刊漫画誌の表紙と巻頭グラビアはグラビアアイドル界の主戦場。「ほう…この子今回はいい顔しとる」「おーこの子は最近伸び盛りだな、どんどんよくなってる」「おっ!このビジュアルは強烈!特に好きな子じゃないんだがこのヤングガンガンは買いだ」のようなことを数年以上繰り返している。
だが、近年のグラビアはAKB48を始めとする48グループの台頭によってすっかりとレベルの低いものとなってしまった。アイドルにもいろんな活動が存在しているのは理解しているし、グラビアはその一環だ。だからそれだけを持ってして非難をしてもしょうがないのだが、「あからさまにグラビアとして質の低いモノが多く載せられるようになってきた」のは48グループの台頭からだと断言させていただく。そして本来グラビアアイドルとして破格の実力を持っている、杉本有美や紗綾や篠崎愛や今野杏南などは、その実力に伴わないレベルの活躍しかさせてもらえてなかった。長らくグラビアアイドルが活躍する土壌そのものが汚染しきってしまったので、グラビアを見ることもつまらなくなりつつあった。
そんな私でもアイドルグループのグラビアとして「この子らはイケる」と感じたアイドルが二名いる。それが鞘師里保と工藤遥の二人だ。
鞘師里保はモーニング娘。の9期メンバーとして2011年1月に加入すると道8月には早くも写真集をリリース。
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また、工藤遥はモーニング娘。の10期メンバーとして2011年9月に加入。鞘師里保に匹敵するスピードで1st写真集を2012年10月にリリース。
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時々美少年か!と申し上げたくなることがあるようなキリっとしたビジュアルに、無論少女性を失っていない可憐さを併せ持つ、素晴らしい資質を持ったグラビアアイドルだ。
モーニング娘。の活動に関してはよく認知していなかったのだが、グラビアアイドルとして破格の資質を持った子がアイドルグループ出身から二人も登場してきたことに喜びを隠せなかった。なので、モーニング娘。としての彼女らは存じ上げてないなりに、グラビアアイドルとしての二人を高く評価しまくっていたのである。
どういう縁だか武道館初参戦についていくことになった
そんな認識のまま、ひょんなことから2013年11月28日のモーニング娘。秋コンサートツアーCHANCEのファイナル日本武道館に行く機会が舞い込んできた。お誘いいただいた友人も初参戦らしかったので、お互い初参戦という奇妙な状態のままの参加であった。
モーニング娘。としての活動は最近少しずつ露出・認知が進んでいること、楽曲のクオリティは相変わらず高いこと、近年導入されたフォーメーションダンス呼ばれるダンスが非常に複雑かつ難解、しかし魅せるビジュアルは非常に魅惑的であるということ、本当にそれくらいの知識だけで行ってきた。当方顔と名前が一致するのは鞘師里保と工藤遥のみ、最新の楽曲は『ブレインストーミング』という2013年4月リリースの曲を何度か聴いたことがある程度の、本当に2013年現在のモーニング娘。に関してど素人のまま行ってきたのだw
席は2F席の一番下のほうで、かなりメンバーの顔もはっきりわかる良席だったと思える。音響はスピーカーが近すぎて今ひとつだったのだが、逆にそれ故に発見も多かった。
鞘師里保はライブの上でのパフォーマーとしてエースだという話は常々うかがっていたのだが、ほとんど前知識が無くともやはりステージ上で一番スゴイダンスをして歌っているのは鞘師里保という認識のまま見て間違いが無かった。ここのところ単独グラビアで拝見した姿よりもさらに筋肉質になっているような肉体は可愛いというよりむしろ美しい領域だった。まだ15歳なのに。
一方の工藤のステージ上での元気さもとても目を引く。ショートカットの小動物みたいなのがいたら、それ工藤という認識で全く問題無し。あの少年キャラクターで10人の中でしっかりと「色」を持っているのだなあと感じた。
道重さゆみの凄みと安心感
正直理屈で考えられるのはこのあたりまでである。あとはひたすら知らない曲ばかりだったけど楽しかった。モーニング娘。は1999年あたりから2003年あたりまでがいわゆる全盛期で、その後のメンバーというのはアイドルオタ以外にほとんど認知されていない状態だった。まあ覚える気も、もともとないくせに「モーニング娘。とか今誰がいるのか覚えられない」とか言っている人もよくお見受けしたが。
私が圧倒されたのは、その冬の時代をずっと支え続けてきた第6期メンバー・第8代目リーダー道重さゆみの存在感と、その存在を絶対信頼、絶対肯定している他メンバーとファンの空気だ。もう道重がマイクを持つとファンの嬉しそう加減が全く違う。
心なしか道重のイメージカラーたるライトピンクがアリーナでは一番多くサイリウムカラー、Tシャツカラーが目立っていた気がする。しかしアリーナで盛り上がる古参ファンだけでなく、初めてコンサートを見た私からしてもその安心感は十分感じられた。
小田さくらの浸透「うた」パフォーマンス
コンサート最中にさすがにメンバー紹介などもある。せっかく来た私も数人でいいから顔と名前を一致させようと躍起である。しかし、頑張って覚えようとしなくてもすぐに入ってくる、自然に入り込んでくる存在がいた。それが11期メンバーの小田さくらのその「うた」である。
モーニング娘。の最新楽曲は複雑難儀なフォーメーションダンスがウリなので、まずはその動きに目が入る。
モーニング娘。 『わがまま 気のまま 愛のジョーク』(Morning Musume。[Selfish,easy going,Jokes of love]) (MV) - YouTube
そのダンスは勿論武道館のステージでもスゴイのだが、「そのスゴイ動きの中で歌うソロのうた部分が圧倒的に良すぎる」のだ。ダンスがいい曲なのに、「うた」がすごい。
歌唱という点では鞘師里保の凜々しい歌い方や、佐藤優樹の可愛らしい歌声なども惹かれるものはあるのだが、小田さくらのステージでの「うた」は本当に最高であった。ビブラートなどでテクニカルな歌唱法を用いながらも確かに通って武道館中を駆け抜けるその歌声はまさに歌姫そのもの。どういうことか、自然とココロに染み込んでくる浸透する「うた」なのだ。
私のつまらない表現であれこれ申し上げるよりも動画で聞いていただいたほうが早いのでご覧あれ。
小田さくらソロイベント~「dearest.」 - YouTube
メンバーの卒業もなく、今後が楽しみ
というわけで、初参加かつ、楽曲知識無し、メンバーの知識ほとんど無し、モーニング娘。はおろかアイドルコンサートの楽しみ方も知ら無し、という無しだらけのまま参加したモーニング娘。コンサートであったが、非常に楽しめた。メンバー各員のパフォーマンスの高さ、単体グラビアでもやっていけるだけの高いビジュアル、豊富なキャラクター、面白い楽曲とダンスパフォーマンス、これだけ楽しいコンサートなら是非また行きたい!
そう混じりけ無しに言える、そんなコンサートであった。
あと最後のアンコール2回目で登場した工藤がぴょんぴょん飛び跳ねていたのがマジ可愛かったので今後ともオレンジ(工藤のイメージカラー)を今度は用意して応援させていただくw
好きな作品を打ち切りから守るために出来ること
好きな作品であったのに、打ち切られてしまい、続きが作られなくて寂しい…そんな思いはオタであれば誰もが味わったことがあるだろう。
私の追いかけている世界が狭いので、今回はアニメと漫画においてのみ書かせていただく。
アニメ作品は1期までは売れたんだけれど、2期の映像ソフトの売上げが振るわなかったから、次の3期や映画版などの話が立ち上がらないまま、未完のままお蔵入りしてしまうということはよくある。
ただ、アニメ作品の場合はわかりやすいのが、単価として高い「映像ソフトの購入」が非常に高い指標で作品の人気、作品の強さを測られる事が多い。それさえ売れていれば、必ず支援となっているということが凄くわかりやすい。
しかし、漫画はどうであろうか。漫画の場合はまず掲載誌の存続ということが非常に重要になっている。
そして単行本の売上げ。掲載誌と違った作品一点買いなので当然重要。
掲載誌での人気、単行本としての人気、どちらもか、どちらかが立たなくては作品としての価値を認めてもらえない。ゆえに映像ソフトさえ売れていればいいというアニメと違って難儀なのではないかと感じている。
特に週刊少年ジャンプではよくあるのだが、人気が出なさすぎると10週打ち切りという単行本がどうこう以前の問題でバッサリと行かれることがある。しかし、これはもうジャンプに限った話ではなくて、他の青年誌でも無情に作品が打ち切られていく光景を何度も目にしてきた。
むろん、掲載誌の売上げが伸びているのなら、打ち切り漫画だって減らせるだろうが、掲載誌の売上げが伸びなければ、売上げ訴求力の無い作品は打ち切られて然るべきだ。
理屈ではそうなのだが、せっかくインターネットなどで情報が得られ、個人として発信することが出来る時代なのだ。一個人のあがきで好きな作品をどこまで守ることが出来るのだろうか…考えてみた。アニメと違い、ただ媒体を買うだけでは好影響を与える事が出来ないからこそ…
まずは漫画だけの話ではなく、音楽ソフトの話も含め…ではあるが声優の緒方恵美さんの言。
CDも本もDVDもだけど、お店が呑気に大量発注してくれるようなご時世では、もはやないのです。。(ノ_・、)サミシイガ 私のCDに限らず、「買いたい物」がある方は発売日まで待たず、なるべく早く「予約注文」して下さいね。 それが確実入手法でありかつ応援に!← 宜しくお願いします!
— 緒方恵美 @11/23、おれびる。 (@Megumi_Ogata) September 15, 2013
そう、単行本などの予約注文は販売の実態が掴みにくいものであるほど重要なのだそうだ。私は漫画を本屋で店員やその店内にいる客に聞こえるように「これが置いてないですか」と聞いて回るのが好きなので、予約やインターネット購入をしなかったのだが、これは間違いだったのかもしれない…インターネットで予約数に貢献し、店舗での発注に貢献し、そして全く関係の無い店舗でもそういった活動をする、それくらいの事をしてやっと応援として力が発揮出来るのかもしれない。
次に、また漫画ではないが『ラブライブ!』のアニメキャラクターデザイン西田亜沙子さんの言。
「 たくさん予約が入れば μ'sメンバー全員出せるかもです…!!」 「 たくさん予約が入れば μ'sメンバー全員出せるかもです…!!」 あとは分かるな?!
— 西田亜沙子(モフモハー西田) (@asakonishida) May 22, 2013
このPostは『ラブライブ!』の主人公達のアイドルユニットμ’sのフィギュアが発売するにあたって、まず全9人のうち3人の発売が決定した報せを受けてのご発言である。これもやはり…強いのは予約。
やはり、予約…である。出るまで待ってようかな…という事をやっていたら、企画は止まってしまうのかもしれないのだ…「予約した!」とブログやTwitterで報告して他の人の予約を煽るのも手だろう。
次は、漫画家翠川しん先生の言。
近年はSNSが増えたので作者に直接ファンレター(コメント)ってなってるかと思うんですが、編集さんは流石にそれは見れなくて。手紙だとまず最初に編集さんが開封してお読みになる(その後作者に届く)ので作品が愛されてるか否かが編集部に伝わります。アンケートハガキや手紙は是非!
— 翠川しん (@ZebraQuestion18) August 18, 2013
常々、漫画掲載誌に付随しているアンケート用紙は凄く応援としての効果があるのは存じ上げていたが、手紙も作家先生に届く前に編集の手に渡る。これは盲点であった。
アンケートハガキは所詮烏合の衆の一羽でしかないが、直接作家先生に宛てたファンレターはまさに獲物を仕留むるべく乾坤一擲を繰り出す鷲の一撃。そういった熱意が一人だけではなく多人数によれば、影響力はあるに違いない。よく作家先生は「この漫画誰が読んでいるのかもわからないし面白いと思ってもらえているのかが不安だ」と嘆いていることを耳にするが、それは声が少なければ作家先生だけでなく編集にとっても同様だということだ。
また漫画家なぐも先生の言。
発売1~2ヶ月の売上で連載継続出来るか、次の巻で終了か決まるよね。そんで3ヶ月目にほぼ決定。連載追ってる読者が「まとめに入ったなー」って思い始めたずっと前から決まって話作り組み立ててる。
— なぐも。11/17砲雷撃戦 I-24 (@nagumon) August 25, 2013
これは新連載の話に限らず…と勝手に理解してしまっているが、3ヶ月しか勝負出来る時間はない。一度打ち切りの難を逃れたからと言って再びその危機が訪れないという保証などない。継続、継続することが大事である。
というわけで私が考えた好きな作品を打ち切りから守るために出来ること
- 単行本だけでなく、掲載誌を買い、アンケートを出し、手紙を出す
- 単行本は予約する。インターネット予約、店舗予約、どちらもでいいからとにかく予約する
- 単行本の発売はTwitterやブログで叫ぶ!アンテナが低い人にも届くように…
- 以上を続けること
これからも、自分にとって大切な作品が作者が納得出来る範囲まで続いていけますように…
(ネタバレほぼ無し)まどか☆マギカ新編初見で駄目だった人への処方箋
『魔法少女 まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』(以下、新編)が公開されて3日が過ぎた。
私は最速上映組のAM1:30からの上映に参加し既に鑑賞済みだ。
私の感想を一言で申し上げるなれば、まどか☆マギカの新作を見る事が出来て大変満足している。
詳しい感想はまた改めてということで…
まず、TVシリーズの初オンエア前、血だまりスケッチだとか揶揄されていたプロジェクト発表から約3年経過し、まどか☆マギカという作品はまどか☆マギカファンのみならず、ちょっとした興味を持った人やむしろアンチも見に来るであろう、それくらいのでっかいタイトルになってしまった。
そこで、私が気になるのは、その大のまどか☆マギカファンだけれども、新編を初見で見て以来立ち直れないほどのショックを受けてしまっている人達だ。
私のTwitterのTimelineでは、初見では駄作かと思ったけど、2回目で傑作と感じたという意見や、3回目を見に行ってから面白さに気が付いたなどの意見も見かけた。
だからといって初回駄作に感じたからといって、手放しに2回目、3回目を見に行けよ!印象変わるから!とも申し上げにくい。そういった人達にどうやったら楽しんでもらえるのかなあなどと考え、私なりに処方箋を提示させていただく。
1.TVシリーズのまどか☆マギカと『[前編]始まりの物語』『[後編]永遠の物語』『[新編]叛逆の物語』3部作シリーズは別のものである
新編のパンフレットでも新房監督が言っていたことだが、これはまさにその通りで、そのあたりを切り離して考えられないとなかなか受け入れがたいものがあるのは事実だ。『[前編]始まりの物語』(以下、前編)と『[後編]永遠の物語』(以下、後編)オープニングの『ルミナス』ではTVシリーズではあり得ないようなまどかとほむらのラブラブ頬くっつけ愛が披露され、さやかには髪飾りが追加された事からも、TVシリーズとは違う「新しい物語」が始まっていたのだ。
『前編』と『後編』はTVシリーズの総集編にあらず。『新編』のための布石である。TVシリーズはあれで完全決着がついた完結をしている。
この認識をしているかどうかは全く違うことになると思う。
大のまどか☆マギカファンであれば、TVシリーズ視聴のみ、『前編』『後編』を見ていないなどということはないだろうが、『新編』視聴後は『前編』『後編』の印象さえも変わってくるはずだ。
2.『カラフル』『君の銀の庭』を単体で繰り返し聞く
OP主題歌とED主題歌として既に発表されていたClariSとKalafinaによる2曲である。TVシリーズから、『前編』『後編』とポジション、コンポーザーから全て固定のまどか☆マギカという作品を知り尽くしたいつものメンバーの手によるものだ。既にiTunes等で配信が行われている。この2曲を聞き込み、歌詞のことを考え、そしてまた頭がパンクしてしまった状態で再度『新編』に挑むことで全く印象は変わってくると想定する。それだけ主題歌には力がある。
『カラフル』
https://itunes.apple.com/jp/album/karafuru-single/id720560275
『君の銀の庭』
https://itunes.apple.com/jp/album/junno-yinno-ting-single/id720555766
3.何故あの人はあの時あのような行動をとったの?
興味ねえよ!って言われたらそれまでかもしれないけど…あの人の行動は一貫しているようで、やはりそうではないのか…?と思わせてしまうところも多いのだ。私も何故あの行動を?ということへの答えが出てこない。納得しきれてない部分がある。だから繰り返しそこのところが納得出来るまで見届けたいと思っている。貴方が全てに納得して自分の中で決着がついていて、それでいて「もう見たくない」と思っているのならもう見る必要は無いと思うが、本当に決着がついているのだろうか?その上で結論を出せたのだろうか?
以上3つを処方箋として提示させていただく。
これでまた新編再視聴への足がかりとなり、まどか☆マギカというコンテンツを今後も楽しんでいただければこれ以上の喜びはない。
ロケテスト実施日の金曜日夜のHey、その熱気
2月3日、秋葉原に用事があったために夜21:30過ぎに秋葉原Heyに訪れた。
私は全く下調べをしていなかったのだが、当日は『怒首領蜂 最大往生』のロケテスト実施日だった。Hey外のおなじみのライブモニターにすでに人だかりが出来ており、さんたるるサウンドの中、IKDピンク弾が飛び交うお馴染みのCAVEシューティングの中のCAVEシューティングとも呼べる同作品が持っている熱気、そしてそれに注目しているギャラリー、シューターの熱気がとても伝わってきた。
かくいう私は下調べをしていなかったので『最大往生』には目もくれず、本来の目的たる『ダライアス外伝』の捕鯨に果敢に挑んでシャコに門前払いされるつもりだったので、早速ダライアスやレイシリーズが固まっているエリアへと足を運んだ。
2台ある『ダライアス外伝』は埋まっており、片方はまだゾーンBであったが、片方はシャコ戦の真っ最中。響くOGRサウンドとシルバーホークが放つウェーブ弾の音。『ダライアス外伝』が二台あるだけでもすごいのに、両方に先客が居たことがさらに驚きだった。しかし私も電車の時間があるため長時間滞在していられない身の上。
サクっとやってサクっと帰るために別のゲームを探すことにした。うーん、なにがいいかと目に入るは『蒼穹紅連隊』であったり、『RAYFORCE』であったり、どれもこれも面白そう…しかしここは『ストライカーズ1945II』でキメようと思い立ってまた移動。
移動先にはまたもや先客。しかも8面ボスとの交戦中で、震電使いのそのプレイヤーはそのままボスを撃破、二周目へと進んでいく。いやはや、『ダライアス外伝』だけじゃなくてこっちもA級シューターがやってるとはね…では、『ESPRADE』を嗜むとしようかと移動した先はまた先客。それどころか『ESPRADE』が置いてあるケイブシューエリアはなんと全席が埋まっていた。『ケツイ』は2周目プレイヤーだし、『怒首領蜂 大復活』も『怒首領蜂 大往生』も歴代怒首領蜂が全部埋まっているんじゃないかという勢い。『最大往生』にあれだけ人がいるのに、ほかのゲームの人数も凄い事に…
『バトルガレッガ』を見ればミヤモト使いが3面ボスに打ち込み弾をして一息ついているし、『バトライダー』はカーペット使いがゴブリガンロボと交戦中。どこもかしくもシューターで埋まりに埋まっている。
その光景に目頭が熱くなった。ゲームセンターは今日において次々と閉店していっている。特に地方は壊滅的で、私の現在の住まいから最寄りの茅ヶ崎ファンタジアも昨年閉店した。藤沢や平塚に足を延ばせばまだゲーセン自体はあるものの、それらの店舗だって明日無くなるかもしれない状況だろう。
ゲーセンが減っている原因はいろいろあるのだろうが、私は一番の原因はゲーセンのゲームに熱中している人の絶対数が減り、そしてゲーセンに足を運ぶ人の絶対数が減ったことにあると思っている。
新作ゲームのリリース数は減り、それを支えるフィールドたるゲーセンは目減りする一方だろう。そんな今日において、音ゲーや対戦格闘ゲームならともかく、これだけの数のSTGが置かれ、それをこれだけの人数のシューターが支えている。オペレーターとプレイヤーのゲーム愛。そいつを強く感じ取った。そういう「直接のゲーム愛」が感じ取れるのは、やはり人と人との距離感を感じ取れるゲーセンならではだと思う。決してニコニコ動画のプレイ動画やオンライン配信などでは体感出来ない本物感、ライブ感が確かにある。
結局A級シューターが一堂に会しているこの時間、私は他のゲームのギャラリーと化してしまい、プレイすることは諦めてしまった。そこで、残りは最新のSTGたる『怒首領蜂 最大往生』ロケテストの鑑賞に費やした。アーキテクチャが変わったのか、従来のCAVEゲーより確実に美しくなったグラフィックの中で、変わらず繰り返される強大なボス攻撃と稼ぎ要素が見て取れる。私を含めて、周囲のギャラリーは真剣そのものだ。よく見てみればロケテスト最後尾の列は階段まで延びている。階段で待っている人々を退屈させないように、階段にもライブモニターが置かれている配慮もあった。至れり尽くせりの環境で、さすがCAVE御用達のロケテ環境だと実感した。
滞在時間40分ほどであったが、非常に有意義な時間であった。だが、私だけが有意義でもしょうがない。今度はしっかりと長時間滞在して、しっかりとHeyという素晴らしい場所を存続させるためにインカムを投入しておきたい。
あの場所が好きだよ。STGが好きだよ。ゲームセンターが好きだよ。
ねえ、そこのゲーム好きのあなた、ゲーセン行きませんか?
アニメ『偽物語』がはじまる…
元旦、Blu-rayレコーダーを買った。
レコーダーに求めるものはいろいろあるのだが、家に居ない事が多い私の生活体系からして、外への持ち出しがより利便であるかを最重視した。
結果はビックカメラで価格.comの最安値と並ぶ程の頑張りを見せている価格の、パナソニックのDIGAを選んだ。 決め手はmicroSDカードへの映像出力で、応用が利きそうであったからだ。
他にもどういう基準でDIGAを選んだのか、というのを簡単に。
東芝は一番コストパフォーマンスも良いし、映像美には定評があったのだが、外部持ち出し関連がほぼ皆無なので早々に選択肢から外れた。
ソニーのレコーダーでPSPに転送する機能はPSVitaへの対応が不安であったし、ネットワークウォークマンやソニータブレットなどの機器は今後も持つつもりがなかったため却下。
シャープはスマートフォン等への転送があったものの、同じくシャープ機器を持つ事がないためにいまひとつ。
家電ではナショナル時代から最大の信頼を置いている松下製ということに落ち着いた結果、大体満足している。SDカードの動画をAndroidで見る、これで上手く回るといいのだが。
さて、NFLとサッカーを見る時くらいしかテレビを見ない私が何故突然Blu-rayレコーダーを買ったのかというと、もう理由は一つなのである。アニメ『偽物語』がはじまるからだ。
『化物語』は私の脳髄に刻まれた既に偉大な作品であり、ほぼ同一のスタッフから作られる完全な後日談続編と来れば、期待するなというほうが難しい。
原作の西尾維新をはじめ、新房監督とシャフトスタッフ勢、そしてコミックマーケット81のアニプレックスブースで頒布された「偽物語 さきがたり」からもこの作品に対しての熱気は伝わってくる。スタッフもファンも最高の状態ではじめるこの作品がどのような展開を見せて、どのような動向をファンは見せて、そしてどのように私の中で変わっていくのかが今から楽しみでたまらない。
Blu-rayレコーダーを上手く使いこなし、私も最高の状態で『偽物語』を迎え入れる。
TVシリーズの新作アニメで心が躍る、多分こういう経験は1999年の『ターンエーガンダム』放映以来のこと。ワクワクとドキドキがどうにも止まらない。