モーニング娘。2013年11月28日 日本武道館コンサートに行ってきた
こんなタイトルのエントリだが、まずは前置きからはじめさせていただこう。
当方グラビアアイドルとしての鞘師里保と工藤遥が大好きだ。
そりゃもう週刊漫画誌の表紙と巻頭グラビアはグラビアアイドル界の主戦場。「ほう…この子今回はいい顔しとる」「おーこの子は最近伸び盛りだな、どんどんよくなってる」「おっ!このビジュアルは強烈!特に好きな子じゃないんだがこのヤングガンガンは買いだ」のようなことを数年以上繰り返している。
だが、近年のグラビアはAKB48を始めとする48グループの台頭によってすっかりとレベルの低いものとなってしまった。アイドルにもいろんな活動が存在しているのは理解しているし、グラビアはその一環だ。だからそれだけを持ってして非難をしてもしょうがないのだが、「あからさまにグラビアとして質の低いモノが多く載せられるようになってきた」のは48グループの台頭からだと断言させていただく。そして本来グラビアアイドルとして破格の実力を持っている、杉本有美や紗綾や篠崎愛や今野杏南などは、その実力に伴わないレベルの活躍しかさせてもらえてなかった。長らくグラビアアイドルが活躍する土壌そのものが汚染しきってしまったので、グラビアを見ることもつまらなくなりつつあった。
そんな私でもアイドルグループのグラビアとして「この子らはイケる」と感じたアイドルが二名いる。それが鞘師里保と工藤遥の二人だ。
鞘師里保はモーニング娘。の9期メンバーとして2011年1月に加入すると道8月には早くも写真集をリリース。
- 作者: 渡辺達生
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2011/08/27
- メディア: 大型本
- クリック: 120回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 佐藤裕之
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2013/11/25
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (13件) を見る
また、工藤遥はモーニング娘。の10期メンバーとして2011年9月に加入。鞘師里保に匹敵するスピードで1st写真集を2012年10月にリリース。
- 作者: 熊谷貫
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2012/10/27
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
時々美少年か!と申し上げたくなることがあるようなキリっとしたビジュアルに、無論少女性を失っていない可憐さを併せ持つ、素晴らしい資質を持ったグラビアアイドルだ。
モーニング娘。の活動に関してはよく認知していなかったのだが、グラビアアイドルとして破格の資質を持った子がアイドルグループ出身から二人も登場してきたことに喜びを隠せなかった。なので、モーニング娘。としての彼女らは存じ上げてないなりに、グラビアアイドルとしての二人を高く評価しまくっていたのである。
どういう縁だか武道館初参戦についていくことになった
そんな認識のまま、ひょんなことから2013年11月28日のモーニング娘。秋コンサートツアーCHANCEのファイナル日本武道館に行く機会が舞い込んできた。お誘いいただいた友人も初参戦らしかったので、お互い初参戦という奇妙な状態のままの参加であった。
モーニング娘。としての活動は最近少しずつ露出・認知が進んでいること、楽曲のクオリティは相変わらず高いこと、近年導入されたフォーメーションダンス呼ばれるダンスが非常に複雑かつ難解、しかし魅せるビジュアルは非常に魅惑的であるということ、本当にそれくらいの知識だけで行ってきた。当方顔と名前が一致するのは鞘師里保と工藤遥のみ、最新の楽曲は『ブレインストーミング』という2013年4月リリースの曲を何度か聴いたことがある程度の、本当に2013年現在のモーニング娘。に関してど素人のまま行ってきたのだw
席は2F席の一番下のほうで、かなりメンバーの顔もはっきりわかる良席だったと思える。音響はスピーカーが近すぎて今ひとつだったのだが、逆にそれ故に発見も多かった。
鞘師里保はライブの上でのパフォーマーとしてエースだという話は常々うかがっていたのだが、ほとんど前知識が無くともやはりステージ上で一番スゴイダンスをして歌っているのは鞘師里保という認識のまま見て間違いが無かった。ここのところ単独グラビアで拝見した姿よりもさらに筋肉質になっているような肉体は可愛いというよりむしろ美しい領域だった。まだ15歳なのに。
一方の工藤のステージ上での元気さもとても目を引く。ショートカットの小動物みたいなのがいたら、それ工藤という認識で全く問題無し。あの少年キャラクターで10人の中でしっかりと「色」を持っているのだなあと感じた。
道重さゆみの凄みと安心感
正直理屈で考えられるのはこのあたりまでである。あとはひたすら知らない曲ばかりだったけど楽しかった。モーニング娘。は1999年あたりから2003年あたりまでがいわゆる全盛期で、その後のメンバーというのはアイドルオタ以外にほとんど認知されていない状態だった。まあ覚える気も、もともとないくせに「モーニング娘。とか今誰がいるのか覚えられない」とか言っている人もよくお見受けしたが。
私が圧倒されたのは、その冬の時代をずっと支え続けてきた第6期メンバー・第8代目リーダー道重さゆみの存在感と、その存在を絶対信頼、絶対肯定している他メンバーとファンの空気だ。もう道重がマイクを持つとファンの嬉しそう加減が全く違う。
心なしか道重のイメージカラーたるライトピンクがアリーナでは一番多くサイリウムカラー、Tシャツカラーが目立っていた気がする。しかしアリーナで盛り上がる古参ファンだけでなく、初めてコンサートを見た私からしてもその安心感は十分感じられた。
小田さくらの浸透「うた」パフォーマンス
コンサート最中にさすがにメンバー紹介などもある。せっかく来た私も数人でいいから顔と名前を一致させようと躍起である。しかし、頑張って覚えようとしなくてもすぐに入ってくる、自然に入り込んでくる存在がいた。それが11期メンバーの小田さくらのその「うた」である。
モーニング娘。の最新楽曲は複雑難儀なフォーメーションダンスがウリなので、まずはその動きに目が入る。
モーニング娘。 『わがまま 気のまま 愛のジョーク』(Morning Musume。[Selfish,easy going,Jokes of love]) (MV) - YouTube
そのダンスは勿論武道館のステージでもスゴイのだが、「そのスゴイ動きの中で歌うソロのうた部分が圧倒的に良すぎる」のだ。ダンスがいい曲なのに、「うた」がすごい。
歌唱という点では鞘師里保の凜々しい歌い方や、佐藤優樹の可愛らしい歌声なども惹かれるものはあるのだが、小田さくらのステージでの「うた」は本当に最高であった。ビブラートなどでテクニカルな歌唱法を用いながらも確かに通って武道館中を駆け抜けるその歌声はまさに歌姫そのもの。どういうことか、自然とココロに染み込んでくる浸透する「うた」なのだ。
私のつまらない表現であれこれ申し上げるよりも動画で聞いていただいたほうが早いのでご覧あれ。
小田さくらソロイベント~「dearest.」 - YouTube
メンバーの卒業もなく、今後が楽しみ
というわけで、初参加かつ、楽曲知識無し、メンバーの知識ほとんど無し、モーニング娘。はおろかアイドルコンサートの楽しみ方も知ら無し、という無しだらけのまま参加したモーニング娘。コンサートであったが、非常に楽しめた。メンバー各員のパフォーマンスの高さ、単体グラビアでもやっていけるだけの高いビジュアル、豊富なキャラクター、面白い楽曲とダンスパフォーマンス、これだけ楽しいコンサートなら是非また行きたい!
そう混じりけ無しに言える、そんなコンサートであった。
あと最後のアンコール2回目で登場した工藤がぴょんぴょん飛び跳ねていたのがマジ可愛かったので今後ともオレンジ(工藤のイメージカラー)を今度は用意して応援させていただくw