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ロケテスト実施日の金曜日夜のHey、その熱気

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2月3日、秋葉原に用事があったために夜21:30過ぎに秋葉原Heyに訪れた。

 

 

 私は全く下調べをしていなかったのだが、当日は『怒首領蜂 最大往生』のロケテスト実施日だった。Hey外のおなじみのライブモニターにすでに人だかりが出来ており、さんたるるサウンドの中、IKDピンク弾が飛び交うお馴染みのCAVEシューティングの中のCAVEシューティングとも呼べる同作品が持っている熱気、そしてそれに注目しているギャラリー、シューターの熱気がとても伝わってきた。

 かくいう私は下調べをしていなかったので『最大往生』には目もくれず、本来の目的たる『ダライアス外伝』の捕鯨に果敢に挑んでシャコに門前払いされるつもりだったので、早速ダライアスやレイシリーズが固まっているエリアへと足を運んだ。

 

 2台ある『ダライアス外伝』は埋まっており、片方はまだゾーンBであったが、片方はシャコ戦の真っ最中。響くOGRサウンドとシルバーホークが放つウェーブ弾の音。『ダライアス外伝』が二台あるだけでもすごいのに、両方に先客が居たことがさらに驚きだった。しかし私も電車の時間があるため長時間滞在していられない身の上。

 サクっとやってサクっと帰るために別のゲームを探すことにした。うーん、なにがいいかと目に入るは『蒼穹紅連隊』であったり、『RAYFORCE』であったり、どれもこれも面白そう…しかしここは『ストライカーズ1945II』でキメようと思い立ってまた移動。

 

 移動先にはまたもや先客。しかも8面ボスとの交戦中で、震電使いのそのプレイヤーはそのままボスを撃破、二周目へと進んでいく。いやはや、『ダライアス外伝』だけじゃなくてこっちもA級シューターがやってるとはね…では、『ESPRADE』を嗜むとしようかと移動した先はまた先客。それどころか『ESPRADE』が置いてあるケイブシューエリアはなんと全席が埋まっていた。『ケツイ』は2周目プレイヤーだし、『怒首領蜂 大復活』も『怒首領蜂 大往生』も歴代怒首領蜂が全部埋まっているんじゃないかという勢い。『最大往生』にあれだけ人がいるのに、ほかのゲームの人数も凄い事に…

 『バトルガレッガ』を見ればミヤモト使いが3面ボスに打ち込み弾をして一息ついているし、『バトライダー』はカーペット使いがゴブリガンロボと交戦中。どこもかしくもシューターで埋まりに埋まっている。

 

 その光景に目頭が熱くなった。ゲームセンターは今日において次々と閉店していっている。特に地方は壊滅的で、私の現在の住まいから最寄りの茅ヶ崎ファンタジアも昨年閉店した。藤沢や平塚に足を延ばせばまだゲーセン自体はあるものの、それらの店舗だって明日無くなるかもしれない状況だろう。

 ゲーセンが減っている原因はいろいろあるのだろうが、私は一番の原因はゲーセンのゲームに熱中している人の絶対数が減り、そしてゲーセンに足を運ぶ人の絶対数が減ったことにあると思っている。

 

 新作ゲームのリリース数は減り、それを支えるフィールドたるゲーセンは目減りする一方だろう。そんな今日において、音ゲー対戦格闘ゲームならともかく、これだけの数のSTGが置かれ、それをこれだけの人数のシューターが支えている。オペレーターとプレイヤーのゲーム愛。そいつを強く感じ取った。そういう「直接のゲーム愛」が感じ取れるのは、やはり人と人との距離感を感じ取れるゲーセンならではだと思う。決してニコニコ動画のプレイ動画やオンライン配信などでは体感出来ない本物感、ライブ感が確かにある。

 

 結局A級シューターが一堂に会しているこの時間、私は他のゲームのギャラリーと化してしまい、プレイすることは諦めてしまった。そこで、残りは最新のSTGたる『怒首領蜂 最大往生ロケテストの鑑賞に費やした。アーキテクチャが変わったのか、従来のCAVEゲーより確実に美しくなったグラフィックの中で、変わらず繰り返される強大なボス攻撃と稼ぎ要素が見て取れる。私を含めて、周囲のギャラリーは真剣そのものだ。よく見てみればロケテスト最後尾の列は階段まで延びている。階段で待っている人々を退屈させないように、階段にもライブモニターが置かれている配慮もあった。至れり尽くせりの環境で、さすがCAVE御用達のロケテ環境だと実感した。

 

 滞在時間40分ほどであったが、非常に有意義な時間であった。だが、私だけが有意義でもしょうがない。今度はしっかりと長時間滞在して、しっかりとHeyという素晴らしい場所を存続させるためにインカムを投入しておきたい。

 あの場所が好きだよ。STGが好きだよ。ゲームセンターが好きだよ。

 ねえ、そこのゲーム好きのあなた、ゲーセン行きませんか?